メリノウールの特徴、ウールとの違いを知ろう
3、4年前くらいから、メリノウールを使ったインナー等アウトドアブランドを中心に定番的にリリースさてており、この素材について、気になっておりました。私は、今まで、肌着はヒートテックを愛用しておりましたが、今年は、ちょっとお高いですが、メリノウールのインナーを購入してみてもいいかなって思っています^^
1.メリノウールっていったいどんな素材?
(1)メリノウールは高品質なウール
ご存知の通り、ウールは羊毛です。そして、実のところ羊は、3,000種類以上もの品種があり、その中でも、羊毛に用いられる代表的な品種が、ロムニー、メリノ、コリデールのようです。
ロムニー
(用途) 主に絨毯(じゅうたん)に使用
(特徴)毛足が長い、太い、丈夫
(主な原産国)ニュージーランド
メリノ
(用途) 紳士服やニット、最近ではアンダーウェアー等にも用いられている
(特徴)毛が細くて長い、高品質ウール
(主な原産国)オーストラリア
コリデール
(用途) 手編みニット、毛糸(手芸品店等に売られているもの)
(特徴)ウールの中でも最も一般的で扱いやすいウール
(主な原産国)イギリス
よく、ウールとメリノウールの違いを質問される方がいらっしゃいますが、上記の通り、「メリノウールは、ウールの1種であって、かなり高級なウール」ということになると思います。
(2)メリノウールは、繊維が細いほど高級
メリノウールは、3つ品質基準に従って、ランクつけがされており、メリノウルトラファインが一番高級とされています。
・ピュアメリノウール メリノウールを 100 % 使用した製品
・メリノエクストラファイン:メリノウール 100 %、繊維が19.5マイクロメートル以下
・メリノウルトラファイン:メリノウール 100 %、繊維が17.5マイクロメートル以下
洋服屋さんで、ニットの素材を店員さんに質問して違いを確かめてみて下さい(笑)
2.メリノウールのメリット、デメリットとは?
メリノウールを衣類に用いた時の主なメリット、デメリットについてご紹介します。
(1)メリット
高い保温力
ウール素材は元々、繊維同士が複雑に絡み合っています。そのため繊維と繊維の間に空洞が出来、そこに空気がたまることで、断熱性が高くなります。特に、冬は空気が乾燥します。乾燥空気は断熱性が最も高いと言われています。それらのことから、衣類内の温度を保つことができるのです。ちなみに、メリノウールは、ウールの中でも繊維が細いため、繊維同士の絡み合いがより複雑にるため、より断熱効果が高いと言えます。
抗菌、防臭効果があり
ウールには、天然の抗菌作用があります。そのため、アウトドアのアンダーウェア等によく使われています。
優しい肌触りで着心地がとても良い
ウール素材と聞くだけで、「チクチクしそう、、、」という印象を受ける方も多いかと思います。しかし、メリノウールは、繊維がとても細く、近年の紡績技術の進化も相まって、快適に着用することができます。数年前から、アウトドアブランドを中心に、メリノウールを用いた肌着も出ているくらいですので、着心地が良いのは間違いありません。
(2)デメリット
虫食いに注意
天然素材ということもあり、虫はメリノウールが大好物です。タンスから取り出すと虫喰いの跡がある、と言ったことをよく聞きます(私の友人もそれで嘆いていました、、、)。その他ため、購入の際は、店員さんに正しい保管方法を聞いておくと、良いと思います。
3.メリノウールを使った製品のご紹介
上記でも、お伝えした通り、最近では、アウトドアブランドを中心に、メリノウールを使った製品が多数リリースされております。その中でも、比較的安価なものを参考までにご紹介させて頂きます。
(1)インナー
(2)ソックス
(3)トップス
4.まとめ
メリノウールは、年中着用ができ、普段の生活を快適にしてくれる素敵な素材であることをお分かり頂けたでしょうか?私も専門家ではないので、この記事は色々調べながら書かせていただきましたが、改めて、メリノウールの素晴らしさを実感することができ、羊さんに感謝です(笑)
ユニクロなどのファストファッションブランドに比べると、お高いですが、試す価値は大いにあると思いますので、機会がありましたら、ぜひ挑戦してみて下さい。